プリントヘッドの位置調整や用紙経路のクリーニングを実行しても印刷結果が改善されない場合は、プリンター内部の半透明フィルムが汚れている可能性があります。
作業に必要なもの:
綿棒(数本)
水で薄めた中性洗剤(コップ1/4杯の水道水に中性洗剤2~3滴程度)
懐中電灯(汚れを確認するため)
水で薄めた中性洗剤以外のクリーニング溶液は使用しないでください。
ボタンを押してプリンターの電源を切ります。
原稿カバーが開いている場合は閉めます。
スキャナーユニットを両手で持ち上げてロックがかかるまで開けます。
半透明フィルム(A)に汚れが付いていないか確認します。光を当てると見やすくなります。
汚れ(指紋、潤滑油など)が付着している場合は次の手順に進みます。
A)半透明フィルム
B:レール部
レール部(B)に触れないように注意してください。印刷できなくなることがあります。潤滑油が付いていますが、構造上必要なので拭き取らないでください。
水で薄めた中性洗剤を垂れない程度に綿棒に付けて、汚れている箇所を拭きます。
汚れは優しく拭き取ってください。綿棒を強く押し付けると、フィルムの固定バネが外れて、プリンターが故障することがあります。
綿棒を取り換えて、から拭きをします。
繊維が残らないようにしてください。
汚れを広げないように、こまめに綿棒を交換してください。
汚れが落ちるまで綿棒を換えながら手順5、6を繰り返します。
汚れが落ちたことを目視確認します。
スキャナーユニットを閉めます。
スキャナーユニットは、指などを挟まないようにゆっくりと動く設計になっています。抵抗感があってもそのまま閉めてください。