IPファクスの送受信で使用するVoIPゲートウェイを登録した後、VoIPゲートウェイの送信条件と優先順位を設定する必要があります。
送信条件:
送信先(G3ファクス対応機)のファクス番号の先頭数字を設定します。送信時に指定した送信先のファクス番号の先頭数字と送信条件が一致するVoIPゲートウェイがあると、そのVoIPゲートウェイを経由して送信されます。
優先度:
優先順位が高い方から順に送信条件を判定して、経由するVoIPゲートウェイを決定します。
例えば、3つのVoIPゲートウェイに対して、以下のように設定したとします。
優先度 |
送信条件 |
接続先 |
---|---|---|
1 |
011 |
VoIPゲートウェイ A |
2 |
012 |
VoIPゲートウェイ B |
3 |
013 |
VoIPゲートウェイ A |
4 |
01 |
VoIPゲートウェイ C |
この場合、「011」「013」で始まるファクス番号の宛先にはVoIPゲートウェイ A経由で送信され、「012」で始まるファクス番号の宛先にはVoIPゲートウェイ B経由で送信されます。また、「014」~「019」で始まるファクス番号であれば、優先順位4の送信条件「01」と一致するため、VoIPゲートウェイ C経由で送信されます。
VoIPゲートウェイを1つだけ登録した場合でも、[VoIPゲートウェイ優先設定]で送信条件と優先順位を設定してください。
送信先のファクス番号がVoIPゲートウェイ優先設定で設定された送信条件と1つも一致しない場合、ファクスは送信されません。