Web Configにアクセスできない

プリンターのIPアドレスが設定されていない

対処方法

プリンターに有効なIPアドレスが設定されていない可能性があります。プリンターの操作パネルでIPアドレスを設定してください。現在の設定は、ネットワークステータスシートやプリンターの操作パネルで確認できます。

TLSのバージョンがサポートされていない

対処方法

TLSのバージョン1.2以上で通信する必要があります。

バージョン1.0、またはバージョン1.1は初期状態では無効になっています。

バージョン1.0、またはバージョン1.1で通信をする場合、最初にTLSのバージョン1.2以降で通信ができる機器からWeb Configにアクセスし、TLSのバージョン1.0、または1.1を有効にしてください。

WebブラウザーがSSL/TLSの暗号強度に対応していない

対処方法

SSL/TLSには暗号強度があります。Web Configは以下のメッセージ暗号化をサポートしているブラウザーで起動できます。使用しているブラウザーが対応しているか確認してください。

  • 80bit:AES256/AES128/3DES

  • 112bit:AES256/AES128/3DES

  • 128bit:AES256/AES128

  • 192bit:AES256

  • 256bit:AES256

CA署名証明書の有効期限が切れた

対処方法

証明書の有効期限に問題がある場合、Web ConfigにSSL/TLS通信(https)で接続したときに「有効期限が切れている」と表示されます。証明書の有効期限内に表示されるときは、プリンターの時刻が正しく設定されているか確認してください。

証明書とプリンターのコモンネームが一致していない

対処方法

コモンネームの不一致が起こると、Web ConfigにSSL/TLS通信(https)で接続したときに「セキュリティー証明書の名前が一致しません...」と表示されます。これは以下のIPアドレスが一致していないために発生します。

  • 自己署名証明書の作成や更新時、CSRの作成時にコモンネームで記述したIPアドレス

  • Web Configの起動時にブラウザーに入力したIPアドレス

自己署名証明書の場合は証明書を更新してください。

CA署名証明書の場合は該当のプリンター用に証明書を取得し直してください。

ブラウザーにローカルアドレスのプロキシサーバー設定がされていない

対処方法

プリンターでプロキシサーバーを使用する設定にしている場合、ブラウザーでローカルアドレスへの接続にプロキシサーバーを経由しないよう設定します。

  • Windows

    コントロールパネル]-[ネットワークとインターネット]-[インターネットオプション]-[接続]-[LANの設定]の[プロキシ サーバー]で、LAN(ローカルアドレス)にプロキシサーバーを使わない設定にします。

  • Mac OS

    システム環境設定]-[ネットワーク]-[詳細]-[プロキシ]で[プロキシ設定を使用しないホストとドメイン]にローカルアドレスを登録します。

    記入例:

    192.168.1. * :ローカルアドレス 192.168.1.XXX、サブネットマスク 255.255.255.0の場合

    192.168. * . * :ローカルアドレス 192.168.XXX.XXX、サブネットマスク 255.255.0.0の場合