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写真やフィルムのホコリやキズを取り除く(DIGITAL ICE Technology)

画像のホコリやキズを検知し、自動的に補正してスキャンします。
DIGITAL ICE Technology使用時の画像例
<原稿が写真の場合>
使用前
使用後
<原稿がフィルムの場合>
使用前
使用後

EPSON Scanの[ホコリ除去]と[DIGITAL ICE Technology]について

写真やフィルムに付着したホコリを検出し、補正してスキャンするために、EPSON Scanでは[ホコリ除去]と[DIGITAL ICE Technology]の2つの機能を用意しています。
スキャンする画像や用途に合った機能をお使いください。
参考
[ホコリ除去]と[DIGITAL ICE Technology]の両方を同時に設定することはできません。

ホコリ除去

ソフトウェアでホコリを検出して補正します。反射原稿(写真)とフィルムのスキャン時に使用できます。
[ホコリ除去]を使用したスキャン方法については、以下のページをご覧ください。
ゴミを取り除く(ホコリ除去)
参考
ホコリ除去は、EPSON Scanの全自動モードとプロフェッショナルモードで使用できます。
ホコリ除去では、キズの修復補正はできません。DIGITAL ICE Technologyのみ対応しています。

DIGITAL ICE Technology

通常のスキャンとは別に、専用光源を使用してホコリやキズを検知/解析して、自動的に画像を修正します。写真やフィルムのスキャン時に使用できます。
DIGITAL ICE Technologyはホコリ除去に比べて、キズの修復にも対応し、高い補正機能があります。ただし、処理に時間がかかり、ディスク容量やメモリ容量を必要とします。
DIGITAL ICE Technology機能には、DIGITAL ICE TechnologyとDIGITAL ICE Lite Technologyがあります。
[DIGITAL ICE Technology]を使用したスキャン方法については、以下のページをご覧ください。
設定手順

DIGITAL ICE Technologyの機能を手軽に使えるDIGITAL ICE Lite Technology

DIGITAL ICE Technology機能を使用すると、通常のスキャンより時間がかかります。
もう少し手軽にDIGITAL ICE Technology機能を使ってみたい、そんな場合は、DIGITAL ICE Lite Technologyをお使いください。
DIGITAL ICE Lite Technologyは、DIGITAL ICE Technologyを使ってスキャンするより、若干、補正機能は低いですが、短時間でスキャンできます。

設定手順

DIGITAL ICE Technology機能は、ホームモードとプロフェッショナルモードで設定できます。
ここでは、ホームモードの場合を例に説明します。
注意
DIGITAL ICE Technology用センサー受光部を、原稿などで覆ったり、傷つけたりしないでください。DIGITAL ICE Technologyが正しく機能しなくなります。
フィルムをセットする前に、空気でホコリを飛ばすブロアーなどでフィルム上の主なホコリを取り除いておいてください。
参考
写真とフィルムにのみ対応しています。普通紙に印刷された写真や雑誌には使用できません。
8x10インチフィルム(フィルムエリアガイド使用)やその他不定形フィルムをスキャンするときには使用できません。
コダクロームフィルムおよび白黒ネガフィルムには使用できません。ただし、白黒フィルムについては、カラーネガフィルムと同じ現像処理の色素画像フィルムのみ対応しています。対応しているフィルムは以下の通りです。
コダック
T400CN、PORTRA400BW
コニカ
セピア
イルフォード
XP2 SUPER
EPSON Scanを起動して、[ホームモード]に切り替えます。
各項目を設定して、[プレビュー]をクリックします。
参考
プロフェッショナルモードでは、[原稿種]が[反射原稿]または[フィルム(フィルムホルダー使用)]の場合のみ、DIGITAL ICE Technologyを使用できます。
DIGITAL ICE Technologyは、プレビューには適用されません。
[DIGITAL ICE Technology]をチェックします。
参考
プロフェッショナルモードでは、DIGITAL ICE TechnologyとDIGITAL ICE Lite Technologyを選択できます。
DIGITAL ICE Technologyの横の[モード]で選択してください。
反射原稿(写真)のスキャン時にDIGITAL ICE Technologyをチェックすると、モアレ除去は使用できません。
DIGITAL ICE Technologyを使用した場合、通常のスキャンよりも時間がかかります。また、通常のスキャン時に比べ、画像のシャープさが異なる場合があります。
取り込み枠を作成する場合、または[環境設定]画面の[サムネイル取込領域]を調整する場合、フィルムホルダーや原稿の端を含めないでください。DIGITAL ICE Technologyが正しく機能しない場合があります。
スキャン時にカチッと音がする場合がありますが、故障ではありません。
その他の設定を確認して、スキャンを実行します。
以上で、写真やフィルムのホコリやキズを取り除く(DIGITAL ICE Technology)方法の説明は終了です。