用語の説明
アルファベット・50音順インデックス
ANK仕様
ANK仕様とは、1 バイト文字コードのみをサポートしている仕様で、漢字などのマルチバイト文字コードをサポートしていません。 ANK とは、Alphabet Numeric
Kana (英数カナ)の略です。
南アジア仕様
南アジア仕様とは、タイとベトナムの文字フォントを搭載している仕様をいいます。
通常コマンド
通常コマンドとは、リアルタイムコマンド以外のコマンドを示します。通常コマンドは、いったん受信バッファーに格納され、のちに順次処理されます。
リアルタイムコマンド
設定コマンド
設定コマンドとは、コマンド処理によりプリンター内部の状態が変化し以後の動作および印字結果に影響するコマンド群を示します。 文字装飾の指定、改行量の設定、文字セットの選択などの機能が該当し、一部の通常コマンドが設定コマンド群に属します。
実行コマンド
実行コマンドとは、コマンド処理によりプリンターが動作したりプリンター内部の状態が一時的に変化するが、以後の動作に影響しないコマンド群を示します。 印字命令、用紙のカット、ステータス送信などの機能が該当し、リアルタイムコマンドと一部の通常コマンドが実行コマンド群に属します。
非推奨コマンド
非推奨コマンドとは、同一機能をもつ他のコマンドの使用が推奨されているコマンドであり、今後の新製品ではサポートされないコマンドです。
参照: 非推奨コマンド
未定義コード
未定義コードとは、文字コードテーブルの[16進数 = 00h ~ 1Fh / 10進数 = 0 ~ 31]の領域内のコードの内、下記のいずれにも該当しないコードを示します。
-
通常のコマンドの拡張子に使用されている (ESC, FS, GS)
未定義コードは、通常コマンドの処理時に 1 バイト単位で読み捨てられます。
例: [1Bh, 61h, 01h, 41h, 42h, 03h, 44h, 0Ah, 1Ah, 33h] の 10 バイトを受信した場合プリンターは下記の処理を行います。
受信バッファー
受信バッファーとは、ホストコンピュータからの受信データをそのまま格納しているバッファーを示します。 受信データは、いったん受信バッファーに格納され、のちに順次処理されます。
受信バッファーの容量は機種により異なります。
プリントバッファー
プリントバッファーとは、印字のためのイメージデータを格納するバッファーを示します。
プリントバッファーフル
プリントバッファーフルとは、1行分のプリントバッファーが満杯の状態を示します。
プリントバッファーフル印字
スタンダードモードにおけるプリントバッファーフル印字とは、プリントバッファーフルの状態で新たに印字データ (文字、ビットイメージ 等) または水平タブを処理する場合、すでにプリントバッファーに格納しているイメージデータの印字と改行を実行する動作
(LF と同じ動作) を示します。 このとき、次行の先頭からプリントバッファーフル印字の要因となったデータ (印字データまたは水平タブ) は、次項の先頭から処理します。
なお、ページモードでは実際の印字は行わずに、印字位置を次行の先頭に移動する動作となります。
印字可能領域
印字領域
行の先頭
横方向/縦方向
横方向とは紙送りに対し垂直な方向を示し、縦方向とは紙送り方向を示す。 ただし、ページモードにおいて「文字の横方向/文字の縦方向」と記載のある場合は、文字を基準とした横方向/縦方向を示します。
したがってページモードでは文字の向きにより「横方向/縦方向」と「紙送り方向」の関係が逆になる場合があります。
ベースライン
ベースラインとは、文字の装飾処理 (拡大、縮小 等) 時およびプリントバッファーへのデータ格納時に基準となる位置を示します。 ベースラインのないフォント (縦 9
ドット構成のフォント等) は文字下端をベースラインとみなして文字データを処理します。
MSB
MSB とはデータの最上位ビットを示します。
LSB
LSB とはデータの最下位ビットを示します。
「予約」ビット
コマンドの仕様説明の表中で「予約」となっているビットは、下記のいずれかのビットです。 このビットは、表中に記載されている数値で使用してください。
-
今後の機能拡張の際に機能を割り付ける予定のあるビット
-
ESC/POSの仕様では機能が割り付けられているが、製品仕様としては機能をサポートしていないビット
「固定」ビット
コマンドの仕様説明の表中で「固定」となっているビットは、表中に記載している数値のみを扱います。
UIB
UIB (Universal Interface Board) とは、TMプリンター用に開発されたオプションインターフェイスボードです。 このインターフェイスボードとの組み合わせでTMプリンターはさまざまな種類のインターフェイスに対応できます。
ただし、以下の製品はUIBに対応していません。
TM-P60, TM-P60II, TM-T20
クイックアクセス
- [Name]
- [Format]
- [Range]
- [Description]
- [Notes]
ESC/POS® には、特許取得済み、または特許出願中のコマンドが含まれています。 内容を第三者に開示することを禁止します。
- はじめに
- コマンド・リスト
- コード順コマンド・リスト
- 適用機種
- 機種別コマンド・リスト
- TM-J2000, TM-J2100
- TM-L90
- TM-L100
- TM-m10
- TM-m30
- TM-m30II
- TM-m30II-H
- TM-m30II-S
- TM-m30II-SL
- TM-m30III
- TM-m30III-H
- TM-m55
- TM-P20
- TM-P20II
- TM-P60
- TM-P60II
- TM-P80
- TM-P80II
- TM-T20
- TM-T20II
- TM-T20III
- TM-T20X
- TM-T70
- TM-T70II
- TM-T88IV
- TM-T88V
- TM-T88VI
- TM-T88VII
- TM-T90
- TM-T90II
- TM-T90KP
- TM-U220
- TM-U220II
- TM-U230
- 非推奨コマンド
- コマンド情報(機能別)
- 印字命令
- 改行量
- 印刷文字
- 印字用紙
- 印字位置
- 用紙の検出器
- メカコントロール
- ビットイメージ関係
- ビットイメージ
- GS ( L / GS 8 L
- GS D
- グラフィックス
- NVグラフィックス
- ダウンロード・グラフィックス
- パネルスイッチ
- ステータス
- バーコード
- 2次元シンボル
- GS ( k
- PDF417
- QR Code
- MaxiCode
- 2次元GS1 DataBar
- Composite Symbology
- Aztec Code
- DataMatrix
- マクロ機能
- 漢字制御
- 補助機能
- DLE ENQ
- DLE DC4 <fn=1>
- DLE DC4 <fn=2>
- DLE DC4 <fn=3>
- DLE DC4 <fn=7>
- DLE DC4 <fn=8>
- ESC ( Y
- ESC =
- ESC @
- ESC L
- ESC S
- ESC p
- GS ( A
- GS ( D
- GS I
- GS P
- GS g 0
- GS g 2
- GS z 0
- レスポンス/状態通知
- 印字制御
- ブザーの制御
- 図形の描画
- レシートエンハンス制御
- ページモードの制御
- カスタマイズ
- ユーザー設定
- GS ( E
- GS ( E <fn=1>
- GS ( E <fn=2>
- GS ( E <fn=3>
- GS ( E <fn=4>
- GS ( E <fn=5>
- GS ( E <fn=6>
- GS ( E <fn=7>
- GS ( E <fn=8>
- GS ( E <fn=9>
- GS ( E <fn=10>
- GS ( E <fn=11>
- GS ( E <fn=12>
- GS ( E <fn=13>
- GS ( E <fn=14>
- GS ( E <fn=15>
- GS ( E <fn=16>
- GS ( E <fn=48>
- GS ( E <fn=49>
- GS ( E <fn=50>
- GS ( E <fn=99>
- GS ( E <fn=100>
- プリンターのカスタマイズ
- ユーザーNVメモリー
- ユーザー設定
- カウンター印字
- プログラム例
- 付録