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GS ( C


[名称]

ユーザーNVメモリーの編集

[コード]

ASCII
   
GS
  
(
  
C
  
pL
  
pH
  
m
  
fn
  
[parameters]
16進数
1D
28
43
pL
pH
m
fn
[parameters]
10進数
29
40
67
pL
pH
m
fn
[parameters]

[機能]

ユーザーNVメモリーの編集処理を行ないます。

[説明]

  • 本コマンドは、機能コード (fn) で機能が決定します。 動作の詳細は機能により異なります。
  • ユーザーNVメモリーとは、プリンターが内蔵している不揮発性メモリーのうち、文字データ専用に確保した領域を示します。
  • ユーザーNVメモリーのデータ構成は [キーコード + データ + ターミネーター] です。 この単位を [レコード] と称します。
    • レコードは、ユーザーNVメモリー内のデータの処理単位であり、キーコードで管理します。
    • キーコードは、レコードを識別するコードであり、c1, c2 で表現します。 キーコードは 2 バイト構成であり、それぞれ任意の文字コードが指定できます。(文字コード: 16進数 = 20h ~ 7Eh / 10進数 = 32 ~ 126)
    • データは、GS ( C   <機能1> の (d1 ... dk) で指定された文字列です。 データには制御コードは指定できません。(制御コード: 16進数 = 00h ~ 1Fh, 7Fh / 10進数 = 0 ~ 31, 127)
    • ターミネーターは、プリンターがデータを格納する際に自動的に付加するコードです。
  • ユーザーNVメモリーのデータは、本コマンドの消去機能や格納機能を実行するまで有効です。
  • 本コマンド GS ( C   <機能0> , GS ( C   <機能1> , GS ( C   <機能6> では不揮発性メモリーへの書き込み処理を行ないます。 これらの機能を使用する際は下記の点に注意してください。
    • 該当機能の実行中は電源オフやインターフェイスによるリセットをしないように注意してください。
    • 該当機能の実行中にプリンターが BUSY 状態となることがあります。 その場合のプリンター BUSY 中はデータの受信処理を一切行ないませんので、ホストからのデータ送信は絶対しないように注意してください。
    • 不揮発性メモリーへの書き込み処理を多用すると不揮発性メモリーの破壊を招く恐れがあります。 不揮発性メモリーへのデータ書き込み処理を行なうコマンド GS ( A (一部の機能), GS ( C (一部の機能), GS ( E (一部の機能), GS ( L   /   GS 8 L (一部の機能), GS ( M (一部の機能), GS g 0, FS g 1   [非推奨コマンド] , FS q   [非推奨コマンド] は、1日に10回以下を目安に使用してください。
  • 不揮発性メモリーの操作 (データ格納 / 消去) 中は下記の制限があります。
    • 紙送りスイッチを押しても紙送り動作を行ないません。
    • リアルタイムコマンド を処理しません。
    • ASB 機能が有効選択されている場合でも ASBステータスを送信しません。
  • ユーザーNVメモリーは下記のような情報を記憶するメモ機能として使用できます。
    • カスタマイズの情報 GS ( M の設定に付けたタイトル、NVグラフィックスのタイトル等)
    • メンテナンスの情報 (インクリボンの交換日、修理会社の電話番号 等)
  • プリンター起動時間が長くならないようにするため、ユーザーNVメモリーの登録データは50種類以内を目安に使用してください。
    • 登録データが50種類の場合、起動時間は最大1秒長くなります。

[説明: データ群の送信処理に適用]

  • 本コマンド <機能2> <機能3> <機能4> <機能5> でデータ送信処理を行ないます。 なお、該当機能は下記のルールに従って使用してください。
    • 該当機能を送信したら、対応するデータを受信するまで次データを送信しない。
    • シリアルインターフェイス仕様では、ホストは必ず受信可能な状態で該当機能を使用してください。
    • パラレルインターフェイス仕様では、本コマンドの [ヘッダー ~ NUL] は他の送信データ (ASBステータスを除く) と同様に一旦プリンター内の送信バッファーに格納し、 のちにホストが Reverse Mode に移行した時点で送信バッファーの先頭から順次送信されます。 また、送信バッファーの容量は 99 バイトであり、これを超えるデータは消滅します。 このため、該当機能を使用する際は速やかに Reverse Mode へ移行してデータの受信処理を実行してください。
  • シリアルインターフェイス仕様において XON/XOFF 制御でプリンターと通信している場合は、XOFF コードが [ヘッダー ~ NUL] 間に割り込む場合があります。
  • 各機能で送信するデータは送信データ群の特定データにより他の送信データと識別ができます。 プリンターから送信されたヘッダーが [16進数 = 37h / 10進数 = 55] のときは NUL [16進数 = 00h / 10進数 = 0] までをデータ群として扱い [ヘッダー] と [識別子] の組み合わせで識別してください。

[説明: ESC/POS 送信ハンドシェイクに適用]

  • 本コマンド <機能2> <機能5> を使用する際は次に示す手順で ESC/POS 送信ハンドシェイクを実行してください。
  • 手順
    ホストの処理
    プリンターの処理
    1
    本コマンドGS ( C   <機能2> を送信する
    <機能2> の処理を開始する
    2
    プリンターからのデータを受信する
    格納データを送信する
    3
    レスポンスコード (∗1) を送信する
    レスポンスに従った処理 (∗2) (∗3) を実行する
  • (∗1) レスポンスコード
  • ASCII
    16進数
    10進数
    要求内容
    ACK
    06
    6
    次データ群の送信
    NAK
    15
    21
    直前に送信したデータ群の再送信
    CAN
    18
    24
    送信処理の中止
  • (∗2) レスポンスに従った処理 (未送信のデータがある場合: 送信データ群の [識別ステータス] で識別)
  • レスポンスコード
    処理内容
    ACK
    次データ群の送信処理を開始する
    NAK
    直前に送信したデータ群を再送信する
    CAN
    本コマンドの処理を終了する
  • (∗3) レスポンスに従った処理 (未送信のデータがない場合: 送信データ群の [識別ステータス] で識別)
  • レスポンスコード
    処理内容
    ACK, CAN
    本コマンドの処理を終了する
    NAK
    直前に送信したデータ群を再送信する
  • ACK, NAK, CAN 以外のコードを処理した場合、CAN と同一処理を実行します。
 

クイックアクセス

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